マーケティングの根っこにあるもの
- eishows999
- 2016年10月18日
- 読了時間: 3分
アクシスメソッドトレーナーの皆様、日々の活動、お疲れ様です。
昨日、相手を動かす説明の仕方についてお話をさせていただきましたが、本日は、もっと根っこの部分についてお話をさせていただきますね。
人間の行動の源泉は、痛みの回避と快楽の追求の2つしかない。
この部分は、もうすでに理解されていますよね。
話は飛びますが…。
アクシスメソッドトレーナーの多くは治療家の先生です。
それも、けっこういろんな施術を勉強されている方が多いですよね。
そんな皆様なら、当然のことだと思うのですが…。
例えば、腰痛だからといって、腰を触れば治るとは限りませんよね。
と言うか、腰痛だからと言って腰だけを診て、治療を行う治療家の腕前はちょっと「?」。
何故なら、お腹、頚椎、肩甲骨、筋膜、腰椎、足首など、他の部分が原因で、症状として腰痛が出ている…という場合が多いから。
昔読んだ、ある本に、西洋医学の弱点は専門が細分化されたために、人体をつながりのある有機物として診るのではなく、臓器ごと、機関ごとに見るようになったことだ…と言う趣旨のことが書かれていました。
まさに、その通りですよね。
人体は大きく分けると、脳、骨格、各種臓器、神経、血管、筋肉、脂肪に分かれています。
でも、それを、脳、骨、各種臓器…と症状が出ているところごとにバラバラに診ていると、重大なことを見逃す可能性がある。
何故なら、人体は、それらの全てが有機的に関係しながら働き、生命を維持しているからです。
だから、ひとつの症状でも、そこだけ触っていたら治らないことが多いんですね。
で、実は、マーケディングでも同じなのです。
売れない人は、消費者にどうやって消費行動を起こさせようかと考えています。
つまり、消費行動を起こす場面しか考えていないのですね。
だから、どんなキャッチにしたら食いつくだろう?なんてことを考えてしまうわけです。
でも、実際には、消費者と呼んでいる人達は、生身の人間でなんですね。
日々の生活の中の些細なことに幸せを感じたり、小さなことに悲しくなったり、達成感を持ったり、喜んだり、裏切られた気持ちになったり、自分って偉いなぁとか、優しいなぁとか感じたり、人間関係に落ち込んだり、逆に恋愛でハッピーな気持ちに満たされたり…と、そうやって生きているのです。
そして、それぞれに境遇があり、それぞれの価値観を持っていて、様々な希望や欲望、悩みや苦しみを抱えながら生きているわけです。
そんな、日々の営みの中の行動の一つとして、何かを購入するという行為が行われている。
この全体を見ることで、本当に求めている「快楽」や「痛みの回」を知ることができ、避消費トリガー(引き金)を引くことができるようになるのです。
だから、販売できるようになろうと思ったら、まず、相手を生身の人間としてとらえ、その人がどんな営みを送っているのかを考えるべきなのです。
昔、ある有名なマーケッターが、「消費は営みの中にある」と言っていました。
私は、その言葉を聞いたとき、雷に打たれたような衝撃を受けました。
そうだ!自分が相手にしているのは消費者や購入者ではなく、人間なんだ!と思わされた瞬間でした。
「消費は営みの中にあるだって?当たり前の話じゃないか!」と思われるかもしれませんが、この言葉の意味が本当に分ると、どんどん販売できるようになると思います。
だって、これが、マーケティングの根っこなのですから。
共に成功を!
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