人生で最も忌み嫌うべきもの…
- eishows999
- 2016年10月2日
- 読了時間: 4分
アクシスメソッドトレーナーの皆様、日々の活動、お疲れ様です。
これまで、多くの中小零細企業の収益アップをサポートしてきました。
そんな中で、中小零細企業の経営者と話をしていて、「この人、やばいな(成功できないという意味で)」と思うのは、「何か、売れる商品ないですかねぇ」というセリフを聞いたとき。
売れる商品を取り扱うことが出来れば、儲けることができるようになる…。その考えの根底にあるのは、「依存」ですね。
人生で一番忌み嫌うべきは「依存心」です。
依存心から、何かが生まれてくることはありません。つまり、生産性ゼロ。
しかも、自分の人生の行方を何かにゆだねることになり、人生から選択の自由を奪ってしまうのです。(選択の自由は人間が持つ最大の能力である「創造力」です。人間は選択することで自分の未来を創りだすことができるのですから)
つまり、依存心は、あなたの人生から成功を遠ざけてしまうのです
依存心は、誰の心の中にも生まれてきます。
しかも、場合によっては、自分でも気付かない間に、何かに依存してしまっていることがある。
例えば、先日、こんなことがありました。
一緒に自動車に乗っていた広告代理店を経営している友人のところに、別の広告代理店から電話がかかってきた。
声が大きくて、相談内容が聞こえてしまったのですが、どうやら、富裕層向けのジムを経営しているクライアントが、富裕層が多く住むエリアにチラシを出してきたのだけど、ほとんど反応が無くて悩んでいる。
そこで、企業規模が一定以上の経営者にDMを出すことを提案しようと考えているのだけど、そういう経営者をリストアップすることは可能なのか?と言った内容だったんですね。
この広告代理店の担当も、そして、クライアントであるジム経営者も、本人は自覚をしていないのでしょうが、依存心を持っている。
企業規模が一定以上の経営者(つまり、収入が一定以上ある人)にDMを出せば、現状を打破できるはずだ…という依存心です。
おそらく、チラシに対しても依存心を持っていたのでしょう。
富裕層が多く住むエリアにチラシを出せば、集客できるはずだ…という依存心ですね。
でも、富裕層が多く住むエリアにチラシを蒔いたからといって集客できるとは限りません。
集客できるチラシを作り、それを配布するから、集客できるようになるのです。
依存心があるので、そんな当たり前のことにも気が付けなくなっているのですね。
そこで、もっとセグメント(ターゲットを絞り込む)をして、詳しいDMを出せば、集客できるんじゃないか、などと思いついてしまう。
う~ん…。
セグメントをしてDMを出しても、そのDMが、それを受け取った人の心に刺る内容に作ることっができていなければ、反応なんてないでしょうにね(;・∀・)アハハ
このように、知らない間に依存心を持ってしまい、どんどん、方向性がズレていく人を私はたくさん見てきました。
成功するためには、出来る限り、依存心の支配から抜け出すこと。
そのためには、自分の判断の背後に、その気持ちが隠れていないか、常にチェックすることです。
「チラシを出せば…」「広告を出せば…」「HPを作れば…」「他のお店にパンフレットをおいてもらえば…」「あの人にプレゼンをすれば…」「このセミナーに参加すれば…」「この技術を身に着ければ…」、成功できるはずだ!と思っているとすれば、その背後には依存心が隠れているかもしれません。
あ…っ!
誤解が無いように言っておくと、上記のような行動を起こすことはとても大切なことなんですよ。ただ、その行動の背後に、依存心があってはいけないということ。
依存心があると、チラシを出す方にフォーカスしてしまって、内容やデザインをあまり考えなくなります。
依存心とは何かに期待する心なので、思うような効果が出なかった時、裏切られた気持ちになって、すぐに諦めてしまいます。
先ほどの広告代理店が、チラシの内容を検討せずに、富裕層が多いエリアにチラシを出すのを諦めたようにね。
そして、何かに期待する心で起こした行動は、結果が出なかった場合、自分を振り替えることが無いために、悲しいことですが、そこから何を学ぶこともなくなるんですね。
依存心はかくれんぼ上手。
非情に巧妙に私たちの考えの中に隠れ込みます。
だから、常にしっかり確認することが大切なのです。
共に成功を!
PS.
メンタル系や、美容系の市場は確かに大きく、可能性が広がっています。
でも、メンタル系や美容系に進出すれば儲かるという発想も、その背後に依存心が隠されている場合が多いんですよね。うんうん。
実際、メンタル系や美容系を本業にしつつも、儲かっていないところ、アホほどいますからね。(日本の企業の99.7%を占める中小零細企業の70.3%は赤字です)
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