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信者化と基本的欲求と

  • 執筆者の写真: eishows999
    eishows999
  • 2016年8月26日
  • 読了時間: 3分

アクシスメソッドのトレーナーの皆様、日々の活動、お疲れ様です。

本日も、「顧客満足=顧客の創造」とはならない、というテーマについてお話をさせていただきたいと思います。

だって、「顧客満足=顧客の創造」という常識を根強く持っている人が多いですから。

顧客満足では売れない時代が来る…。

このことは、20年近く前から米国のマーケティングの世界では言われていました。

じゃぁ、顧客満足ではなく、何が必要な時代が来るのかというと…。

それは、アカデミーでもお教えしたように「顧客信者化(CL:customer loyalty)」です。

正直、私は最初にこの話を聞いたとき「???」となりました。

顧客の信者化というのがピンと来なかったんですね。「商売人はお客様に喜んでいただいてなんぼじゃないの???」と顧客満足の考え方が骨の髄までしみわたっていたからです。

でも…。

その後、顧客の信者化のポイントを知り、実践していくと、かなりの手ごたえを感じました。

それが、今から15-16年前くらいのことなのですが、その時代でも実感できるくらいですから、今はもっと早く結果を出し、その効果を実感することが出来ると思います。

何故なら、市場に高品質の商品が出回り、便利な世の中になればなるほど、ある欲求が満たされなくなるからです。

60代くらいの方とお話をしていると、時々、「昔は、近所の人が、よく家にテレビを見に来ていた(見に行った)」、「家に電話がなかったので、親戚などが連絡してくるときは、隣の家に電話をして、呼びに来てもらったものだ」といった話題が出てきます。

1960年代、まだモノが不足していたため、商品は高額で、ある程度の収入がある人しか家電を揃えることはできなかったんですね。

そういった時代、多くの人は不便な生活をせざるを得なかった。

そして、その不便さを補うために、人と人との繋がりが必要であり、それがとても濃かった。

人々は、お互いさま、お陰様の精神で助け合いながら、生活をしていたんですね。

でも、生産能力の高まりや、技術の進歩により、高品質で安価な商品が徐々に出回るようになり、時代を追うごとに誰もが便利な生活を手に入れられるようになります。

オリンピックも自分の家で見られるし、連絡したければ安価な通信手段がいくらでもある時代になったのです。

そのことは嬉しいことなのですが、その結果、人との繋がりが希薄になりました。

人と人との繋がりが希薄になっていることは、私が改めて詳しく説明しなくても、皆さん、理解できていると思います。

その結果、人間が基本的に持っている欲求である、食欲、性欲、睡眠欲、集団欲のうち、「集団欲」が満たされなくなったのです。

近年、SNSをする人が増えました。

正直、非常に多くの人の生活の一部になっているくらい広まり、浸透していますよね。

10年少し前は、mixiしている人ってマニアかオタクが中心だったこと考えると、SNSは凄い発展をしたことが分かります。

そして、それは、集団欲が満たされないと(潜在的なものも含め)感じている人が急増しているということでもあるんですね。

集団欲が満たされなくなると、人々は人との繋がりを求めるようになります。

集団欲は基本的な欲求の一つなので、その求める強さも強力なのです。

そして、信者化をして行くとは、その人との繋がりを作って行くということ。

だから、信者化をするところが選ばれるようになるのです。それも強力にね。

おそらく、私が始めたころより、今の方が、信者化の効果を強く感じることができるでしょう。

信者化は人間の基本欲求を満たすものなので、流行り廃りなどもなく、安定して収益を伸ばしていくことができるモデルになるのも魅力の一つ。

自分の欲求を満たしてくれる人のところに、人は集まりますからね。

信者化をするポイントは、アカデミーでもお話をしましたが、忘れている人もいるかもしれないので、明日のブログで少しお話をさせていただきますね。

共に成功を!


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